多くの独居老人が暮らす南機場地区。ソーシャルワーカーとして地元に帰ってきたシンピン(心蘋)は、独居老人の支援を一人でこなすファン・ホーセン(方荷生)里長の手助けを決意。楽観的な二人は、数々の問題に直面しながらも、なんとか支援を続ける。
そこへ、外で問題を起こしてばかりいる不良少年のグオー・ヤオユ(郭耀宇)が罰として社会貢献活動をしにやって来る。早々に終わらせたいヤオユはファン里長から「南機場地区の老人たちが満足すれば、早めに切り上げてもいい」という約束を取り付ける。
南機場地区だけでなく、自分自身をも変えることになるとは、ヤオユは思ってもみなかった……
『南機場生存指南』(南機場でのサバイバルガイド)のテーマは独居老人。ファン里長が2001年から続けている食事配達サービスを軸に物語が展開される。
漫画家のチャーユー(笳彧)、取材・シナリオ制作のアースー(阿誓)、漫画家・シナリオライターのスーモンシエ(食夢蟹)がコラボ制作。独居老人、ソーシャルワーカーが直面する問題をコメディースタイルで描き出し、リアルで温かみのあるキャラクターとストーリーが笑いと涙を生み出す。社会問題をストーリー形式で語り、余韻と癒やしをもたらす作品。
台湾南機場地区の里長。正義感が強く、南機場地区の独居老人などの社会的弱者に対する支援で多忙を極める。本当の悪人はいないという信念から、ヤオユに対しても寛容の精神で良い方向へ導こうとする。
高リスク家庭に生まれ育った不良少年。何度も警察、検察の世話になっている。聡明で人当たりがよく、年配者に好かれやすい。罰として社会貢献活動をしに南機場地区へやって来る。早々にノルマをクリアするため、高齢者を世話するというファン里長から与えられた仕事に取り組む。見た目は不良だが心根は純情。シンピンに片思いする。
南機場地区で育つ。お世話になったファン里長に啓発され、成年後はソーシャルワーカーとして南機場地区に戻り、里長の手助けをする。ロマンチック、天真爛漫、ストレートな性格。仕事熱心だが要領をつかめないこともある。挫折があると、こっそり泣けば元気になる。最初はヤオユのことが嫌いだったが、ヤオユの良い点に気づいてからは好意を抱くようになる。
南機場地区の独居老人。妻をなくしてアルコール依存症となり、子供たちに嫌われるが、誰よりも家庭を愛している。高齢になってから認知症と溜め込み症状が現れ、住居がゴミ屋敷となる。ヤオユなどの助けにより、子供たちとの和解に向けた一歩を踏み出す。